旧制八尾中学・府立八尾高等学校同窓会東京支部

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「同窓会を有意義に」

東京支部副支部長(庶務担当) 21期 宮村 定

海に沈む夕日に向かって剣道着姿で叫ぶ風景が青春の代名詞のようになった時期がありました。
私の場合、夕闇に包まれるまで汗まみれになって校庭で練習するスポーツ部員の姿を、狐山の上から眺めながら毎日暗くなるまで発声練習をしていた弁論部員兼演劇部仮部員時代が青春の原風景であります。

上京後、旧制八尾中学、八尾高校の東京支部があることを知り、網谷幹事長、上野副支部長のお手伝いをさせていただくうちに、早20年近くの歳月が過ぎ去りました。
私がこんなに長く同窓会のお手伝いを続けられたのは、いつも気さくに声をかけていただく同窓会役員の諸先輩方の優しさと、同窓会支部活動を応援していただいている多くの先輩後輩がおられるからです。
いかに長い歴史を持つとはいえ、旧制八尾中学校、八尾高校がなぜ多くの各界の著名人を輩出してきたのかいつも不思議に思っておりました。
年齢を重ねるにつれ、ようやくそのわけが理解できたような気がいたします。

それは、校歌の中にある「剛健質実」の精神こそ八尾高精神の真髄であり、禅や武士道とも相通じる「ものごとの本質を見極める卓越した力」を培ってくれた学び舎こそ旧制八尾中学、八尾高校であったからだと。  

東京支部もこれからより多くの後輩の力をお借りして、八尾高校の精神を継承しながら、会員相互の交流の場として、いつでも気楽にいろいろな話ができる場にすることが支部長以下私たちの願いであります。
多忙であればあるほどそのような場が必要になるかと思います。
後輩の皆様には、母校の伝統と良さを再認識して、より多くの有志が集ってくださるようお願いいたします。